ちはるの自由帳

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日本百名山・槍ヶ岳登山レポート《前編》

どうもこんにちは、ちはるです。

今回は昨年の9月に行った槍ヶ岳登山の様子について書いていきたいと思います。
槍ヶ岳登山は

  • 1日目:上高地バスターミナル~横尾
  • 2日目:横尾~槍ヶ岳
  • 3日目:槍ヶ岳~上高地バスターミナル

といった具合の槍沢コースに2泊3日スケジュールで挑んだため、これらを《前編》と《後編》に分けていきます。
ということで、まずは登山一日目の様子をご覧ください!
(過去の百名山登山レポートはコチラ)

0.槍ヶ岳とは

槍ヶ岳は、飛騨山脈南部にある標高3,180メートル、日本で5番目に背の高い山です。
名前の由来でもある槍の穂先のような山頂の形状は非常に印象的で、この「槍」は信州のあちらこちらで見ることが出来ます。

槍ヶ岳を登るためのコースは数種類存在しますが、中でも槍沢コースは特別に危険な場所もなく、ある程度体力・登山経験のある人には登りやすいコースとなっています。
ただし深い自然に囲まれたコースは熊の出没報告も多く、熊鈴などの準備も必要となってくるでしょう。

 

1.明神

と言う事で、2泊3日の槍ヶ岳登山の開始です。

スタート地点は上高地バスターミナルになります。

上高地バスターミナルの様子

上高地バスターミナル。

この上高地バスターミナルのあたりはビジターセンターや売店があります。

また、あの有名な河童橋があるのも、この地点。

河童橋

河童橋。

良い眺めですね。
山や空の美しさもさることながら、河の水の透き通りようと言ったら、目を見張るものがあります。
この河の名前は梓川。
その水源は、今回の登山の目的地、槍ヶ岳になっています。

ひとまず、この上高地バスターミナルからは、こうした景色を楽しみつつ、明神方面へ進んでいくことになります。

河童橋を過ぎたあたりの景色

河童橋を過ぎたあたりの景色。

ノコンギク

ノコンギク。

しばらくの間、整備の行き届いた道が続きました。

道中の様子

道中の様子。

バスターミナルを出て間もないこの付近では、テント泊も可能なようです。

道中の様子その2

道中の様子その2。

少し森っぽく?なってきました。

美しい川面

美しい川面。

森から水が注ぎ込む様子の写真

森のそこかしこから水が流れ込んでくる。

上高地から見られる梓川は水の綺麗さが目を引きますが、個人的に、川辺の砂や岩が綺麗な白色である部分も特徴的だなぁと思いました。

空と山と梓川の写真

空と山と梓川。

写真では分かりづらいかもしれませんが、空や川の青や森の緑によって、間近で見るとその白さが一層際立ちます。
ほっと溜め息が出るような、見ていて飽きない風景です。

そして、バスターミナルから、さほどアップダウンもない道を歩くこと40分ほどで、第一目的地の明神に到着しました。

明神の様子

明神の様子。

こちらには明神館という宿が建っています。

穂高奥宮参道

穂高奥宮参道。

かつて、江戸時代の頃はこの明神のあたりを指して、上高地と呼んでいたそうです。
明神では、明神岳を望むことができるほか、明神池の参拝も行えます。
バスターミナルからのアクセスも比較的容易であるため、多くの観光客に好まれる場所と言えるでしょう。

明神館前のベンチで小休憩後、次の目的地、徳沢を目指しました。
ここからは、これまでにも増してトレッキングコース然とした道になっていきます。

道案内

いざ徳沢へ。

 

2.徳沢

鏡のような水面

鏡のような水面。

明神から徳沢へ向かう途中で見た池。
水の流れがないと、より水の透明さが際立ちます。

道中の様子

道中の様子。

明神から徳沢にかけての道も、比較的なだらかで大変歩きやすい道になっています。

周囲の景色

相変わらずの良い景色。

ラショウモンカズラ

ラショウモンカズラ?

そして約40分ほど歩けば、徳沢に到着します。

この徳沢には徳沢園や徳沢ロッヂと言った山小屋が建っています。
以下の写真は徳沢園の写真です。

徳沢園売店コーナー

お土産などの売店コーナー。

食堂の写真

食堂。

宿舎の写真

宿舎。

こちらの徳沢園、井上靖の小説『氷壁』内で登場する山小屋のモデルとなっている場所でもあるそうです。

フジアザミ

フジアザミ。

ノコンギク

ノコンギク。

徳沢で小休憩後、この日の最終目的地である、上高地の最奥、横尾を目指し、再び歩き始めました。

いざ横尾へ

いざ横尾へ。

 

3.横尾

徳沢から横尾への道は、これまでと比べて若干山道らしい様相を呈してきます。
とは言え、まだ本格的な激しい登山になるようなことはありません。

道中の景色その1

道中の景色その1。

道中の景色その2

道中の景色その2。

道中の景色その3

道中の景色その3。

道は多少のアップダウンも増えてきましたが、それでもなだらかなものでした。

緩やかな上り坂

緩やかな上り坂。

そして徳沢から、これまた約40分ほどで、この日の最終目的地である横尾山荘に到着しました。

横尾山荘

横尾山荘に到着。

 

4.横尾山荘

一日目の行程が非常にシンプルで記事がだいぶ短くなった(笑)ので、軽く横尾山荘の紹介をしてみようかと思います。

横尾山荘の看板

横尾山荘の看板。

外の様子

山荘のすぐ目の前は、大きな広場になっています。
僕が訪れた日は天気も良く気温も程よい涼しさだったので、多くの宿泊客達が広場に設置されたベンチに腰掛け、思い思いにくつろいでいました。

広場に人々が集う様子

広場に集う人々。

この広場からは、前穂高岳の威容を望む事ができました。

前穂高岳の威容

前穂高岳の威容。

大自然の中、前穂高の姿を仰ぎつつ飲むビールは美味しかったです笑
山荘の売店ではお酒やジュースといった飲み物のほか、軽いお菓子なども売っていたので、広場でのんびり過ごすにはもってこいだと思いました。

また、上の写真にも写っている通りこの広場のすぐ目の前には横尾大橋という橋が架かっています。
梓川を跨いで架かるこの橋は涸沢カール、穂高岳への登山道に繋がっているようです。

横尾大橋

横尾大橋。

横尾大橋の様子

涸沢、穂高岳へ続く。

橋の中程から眺めた梓川の上流方向

橋の中程から梓川上流方向を眺めてみる。

あれだけ広かった川幅も、だいぶ狭まってきていますね。

鳩

鳩。

これは広場にいた鳩。

 

室内について

客室には、2段ベッド室と和室・広間の2種類あるようです。
僕が泊まった2段ベッド室は2段ベッドが4台ほど並ぶ部屋でしたが、寝床はとても清潔で、かつ寝床一つひとつにカーテンが設置されていたため、快適に過ごすことができました。

また、横尾山荘で特筆すべきは、やはりお風呂に入れることでしょうか笑
山小屋泊で入浴できるのは、かなり有り難いです。本当にうれしい笑

その他にも携帯の充電程度のコンセント利用が出来たりなど、嬉しいポイントが多い山小屋・横尾山荘。
詳しくは、山荘のHPをチェックしてみて下さい。

 

5.《前編》おわりに

ということで、槍ヶ岳登山レポート《前編》でした!

上高地バスターミナルから横尾までの道のりは本当に緩やかで、距離自体はそこそこになりますが、のんびりとしたハイキングのような趣がありました。

もう何度も言っているのでしつこいくらいですが(笑)、本当に梓川が綺麗なんですよね。
川底が見えるほどの透明度。
ここまで綺麗な川は、都会を離れた場所であっても、なかなかお目にかかることが出来ないんじゃないかなぁ、と思います。
本当に一見の価値ありです。

そんな梓川の水源・槍ヶ岳へのアタックの様子は、後日《後編》として掲載したいと思います。

と、いうことで今回の記事はこの辺で。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!

 

↓↓↓後編はコチラ